出産に掛かる費用

助産院とは、必ずしも分娩だけを行う場所ではありません。バストのマッサージや心身のケアを妊娠中から産後までトータルに行っていきます。まずは、助産院でかかる出産費用の相場を見てみましょう。

助産院での出産費用の相場

助産院でのケアは、大きく分けて3種類あります。1つ目が妊婦検診、2つ目が分娩、3つ目が各種講座です。諸々の費用を合計すると、約60万円は考えておいたほうが無難でしょう。

●分娩費用

費用は、入院する日数によって大きく異なります。3泊4日程度で済む場合は、トータルで最低25万円ほどの費用が必要です。しかし、ほとんどの助産院は、約40~60万円の入院費が掛かります。
そのほか、分娩基本料金や、助産院によっては自宅出張の費用、家族の宿泊費なども掛かります。また、費用は、水中出産を希望する場合も発生することがあります。

●健診費用

健診費用の相場は、初診料、妊婦健診、保健指導料、母乳ケアなどの健診で約2~3万円かかります。

●各種講座の費用

各種講座の費用は、1回あたり約3,000~7,000円。
講座は、絶対に参加しなければならない訳ではありませんが、参加しておいたほうが役立つのでオススメです。マタニティヨガ、ベビーマッサージ、両親教室、母乳教室などの講座に参加しておけば、今後、妊娠中や産後に起こりうる問題に対処できるようになります。
また、最近では「イクメン教室」と呼ばれる父親向けの講座も人気です。

病院での出産費用の相場

病院での出産は、助産院よりも高額になります。
一般に公表されている病院の出産費用は、分娩と入院費用の総額。妊娠中の健診費用などが含まれていない場合がほとんどです。

●総合病院・大学病院での最低費用

分娩に掛かる費用と入院費、合わせて最低40万円は掛かると思っておいて良いでしょう。また、入院する場合、個室か相部屋かによっても、費用は変わってきます。

●個人経営の産科クリニック

分娩の費用と入院費合わせて、約50万円かかります。食事や設備にこだわったクリニックの場合は、約60万円の費用が必要になります。

出産における最低費用は、助産院が25万円なのを考えると、やはり病院の費用は少々お高め。
そのぶん、総合病院であれば、緊急時のNICU(新生児集中治療室)での処置、小児科医の対応などの嬉しい特典もあります。

しかし、入院中のケアの手厚さを考えるなら、アットホームな助産院のほうが妊婦にとっては、居心地良く感じられるかもしれません。
出産では、自分がどのような出産をしたいのか、じっくり考えてから施設を選ぶと良いでしょう。

公的補助などの申請も忘れずに

出産する場合、申請すれば以下のような公的補助が受けられます。

  • 出産育児一時金
    子供一人につき、42万円が支給されます。
  • 出産手当金
    産休中は、勤務先の健康保険から給与の3分の2が支給されます。
  • 高額医療費制度
    自己負担をした治療費が一定の限度額を超えた場合に支給されます。
  • 高額医療費控除
    一世帯あたりの年間医療費が10万円を超えた場合、お金が確定申告で戻ります。
  • 傷病手当金
    切迫流産などで会社を休むと、標準報酬日額の3分の2が健康保険から支給されます。

以上の給付金や還付金などの他にも、各都道府県や各市町村での補助がある場合もあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

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